生き方

親の後ろ姿。

先日の女子会は、少し苦いものとなりました。
人それぞれ、価値観が違っていて当然ですから、
議論まではしませんでした。
私がブログを書いていることに対して、そして今回の
通信教育での勉強に対しても、酔った勢いで、否定して
来るのでした。
「そんなことして、何の役に立つの?」と。
でも、選挙に関して、投票に行かなくたって、誰が選ばれ
たって、世の中変わらない的な発言が出て来た時には、
思わず制止してしまいました。
それ以上聞いたら、いくら酔った上での発言でも、喧嘩にな
りそうだったから。
もし親が、一人くらい投票に行ったって世の中変わらない、
という考えを持っていて、現に投票には行かないという
生き方をして来たとします。
私は、その家族や子供は、きっと影響を受けてしまうと思うのです。
これは、個人の考え方だから仕方がない、ということでは済まない
大きな影響を及ぼして行く問題だと感じました。
私も主人も、そして育てた2人の子供たちも、選挙の投票に行くの
は当然であり、義務だと思っているはずです。
思考の土壌という意味で、親や家族の考え方や生き方は、子供や
ひいては子孫にまで影響を及ぼすものではないのかということを
考えさせられました。
女子会を終えて彼女と別れた後、帰り道にある息子のアパートの
下で、窓を見上げると、カーテンの隙間から明かりが見えたので
電話してみました。
「こんなに遅くにどうしたの?」とビックリしていましたが、
今、料理に凝っていて、いろいろ作っていることや、これから
実行して行こうとしていることなどを、うれしそうに話して
くれました。
ちょっと苦い夜が、うれしくて爽やかな1日へと変わりました。
息子にも、娘にも、選挙の投票に行くんだよ、なんて今は言う
つもりがありません。
けれど、必ず行くでしょう。
そんな生き方、後ろ姿だけは見せて来た気がします。

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コメント

  • コメント (2)

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  1. こういうのは確実に子どもは見ていますよね。
    「私が守らなくたって・・・」というのは、選挙に限らず、
    例えば、信号無視等の交通ルールを守らないのと同じことなのですよね。
    投票というのは自分の意志を示す事ですから、
    例え一人の声では変わらないくても、
    その一票で変わるかもしれないというのもあるのですよね。

  2. sasasaさん、ありがとうございます(^^)
    本当に、その通りだと思います。
    向き合って、こうするんだよ、と話す以上に、
    普段している行動をちゃんと見ていて、影響を
    受けていると思います。
    乱暴な話し方や行動をしていたら、腹が立ったら
    自分もそれを人にしていいのだと思ったり。
    親も、親一年生から、子供と一緒に、少しずつ成長
    していくわけで、間違いをして、軌道修正をして、の
    繰り返しです。
    でも、少しずつでも、より良い生き方をして行こうと
    しながら、ここまで来たように思います。
    拙いながら見せて来た姿が、良いものであるよう、
    これからも、頑張って行きたいです。

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