今朝の北海道新聞に入って来た「道新こども新聞“まなぶん“」に、2冊の絵本、ウクライナ民話の『てぶくろ』と、ロシアの昔話の『おおきなかぶ』が紹介されていました。
今、札幌の大きな書店でもコーナーができています。注目されたきっかけは、ロシアがウクライナに攻め込んだ戦争でした。
我が家には、子ども達が小さい頃に読み聞かせした絵本がそのまま取ってあるので、今朝『てぶくろ』を持って来て見ると、1983年5月20日第48刷のものでした。39年前の本ですから、今43歳の長女と41歳の長男が小学校に上がる前に読み聞かせていたものです。
このお話は、おじいさんが森に落として行ったてぶくろに、まずネズミが入り、次にカエル、うさぎ、きつね、おおかみ、いのししも入り、最後に熊までやって来て、ぎゅうぎゅうだけれど、ゆずり合って、皆で仲良くあたたまるのです。
それぞれ食べたり食べられたりしてもおかしくない生き物たちが、「入っちゃダメ‼︎」なんて言わず、寄り添って、くっついて、ぎゅうぎゅう入っちゃう。
とっても不思議なお話だけど、なぜか心があたたまります。
東京の子どもの本のコーナーに掲げられた文章
「わたしたちに必要なのは武器ではなく『てぶくろ』が意味するものです。」に、深く頷きます。
日本の絵本『へいわってどんなこと?』の作者の浜田桂子さんも
「武器で平和はつくれません。わたしたちは必ず仲間になれるし、いっしょに平和をつくれます」と訴えているそうです。
“まなぶん“の「絵本から平和のメッセージ」の記事の副題は
〈仲良くすればより良い世界に〉です。
地球人類も『てぶくろ』の動物たちのように、仲良くなって行きたい。
生きとし生けるものが、平和に幸せに『てぶくろ』のお話のように
生きられたら良いなと思います。
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