前回も書きましたが、私は18歳の時に父の死を経験し、「人は死ぬ」
という厳然とした事実を知りました。
そして、何気ない日常は決して「当たり前」ではなく、むしろ何も
起きない平凡な毎日こそが幸せなのだと、初めて知りました。
それまでは、何も考えずにのんびりと暮らしていましたが、18歳の
あの日から、私の人生の課題でありテーマが目の前に現れたのです。
本が好きな私は、いろいろな本を読みました。
本を読むことで、知らなかったことを知り驚いたり、納得したり、
慰められたり、勇気をもらったり、心がどれだけ救われて来たか
わかりません。
今までの人生でも、私の心の琴線にふれ涙した本や、何度も何度も読んで
来た本がたくさんあります。
それらの本は、私の人生の「心の友」です。
父が亡くなったのは、私が高校3年生の時の11月8日でした。
ある会社の採用試験が11月20日にあることを、高校の先生が調べてくれ、
まだ涙が乾く間もない時でしたが、受けました。
その会社で働いていた19歳の時に、転勤の辞令を受けてやって来たのが
その時24歳の主人でした。
2年後に結婚し、人生を共にし、45年が経ちました。
父の死から「生きること」「死ぬこと」が人生のテーマとなり、
母の死から「老いること」「病むこと」というテーマが加わり、
たくさんの本に勇気と励ましをもらいながら、今まで生きて来ました。
そして今、心から思うのです。
「生きる」って本当に素晴らしい‼︎^_^
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