私が高校3年生(18歳)の時に、父が48歳で亡くなったことは、
私の人生に、とても大きなものを与えてくれました。
まず初めに気付いたことは、それまでの18年という日々が
「どれ程あたたかく守られていたのか」ということでした。
あたたかい布団で眠れて、あたたかい食事を作ってもらい、
高校に通わせてもらっていたことを「当たり前」ととらえていた
自分に初めて気が付いたのです。
何気なく過ごしている日常は、決して「当たり前」ではなく、
深く感謝すべきことなのだということに、父の死は気付かせて
くれました。
父が私に与えてくれたことは、この感謝の思いと共に、「生・老・病・死」
のうちの「生」と「死」を考えることでした。
つまり、「生きること」と「死ぬこと」です。
これは、私の人生の大きな課題となりました。
それを、ずっと模索しながら、今まで生きて来たように思います。
そして、私が40歳の時に、66歳で亡くなった母の死は、「生・老・病・死」
のうちの「老」と「病」を深く考えさせてくれるきっかけになりました。
父は、くも膜下出血で、その日のうちになくなりましたが、母はガンでした
ので、「老いること」と「病むこと」をとても考えさせてくれました。
私達の一生は、本当に色々あり、たやすくないですよね!
「生・老・病・死」を深く考えさせてくれた両親に感謝するとすると共に、
今までいろいろ考えて来たことを、これから少しずつ書いて行けたら
いいなと思っています。
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