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Kako's Wind "column"

《30歳で念願の「大学生」に》

通信教育で学べる大学の新聞広告には、いくつかの大学が載っていました。
慶應義塾大学は、在籍できる期限が8年でした。
これから履修を初めて、スクーリングにも行って、8年で卒業するのは
難しいと考えました。
結婚退職をしたのですが、その頃にはパートの仕事を始めていましたし、
子供達が小さくて、スクーリングもなかなか行けないなと思っていました。
その頃の法政大学通信教育部は、在籍可能期間が無期限でした。
(今は、12年間のようです。)
スクーリングは東京だけでなく、地方スクーリングもあって、札幌にも
来ることがあると知り、ここに決めました。
まずは主人が言ったように、教科書を眺めることから始めようと、
のんびりとしたスタートを切りました。
そして少しずつ手探りで勉強を始めてみましたが、誰にも教わることなく
一人で学習して行くことは、想像を上回る大変さでした。
一科目を勉強し、設題に答えるリポートを4設題分書き、それが通れば、
単位修得試験を受けることができます。
リポートを書くには、数冊もの参考文献を読み、勉強をする必要があり、
4設題を書き上げるだけで、膨大な時間がかかり、さらに単位修得試験は、
「~について述べよ」というような記述式で、結構厚い教科書のどこから
問題が出るか分かりません。
そして、単位修得試験に合格して、やっと一科目分の4単位がもらえます。
これをひたすら積み重ね、スクーリング30単位、卒業論文8単位を含む
合計124単位を取得し、卒業資格を得るのに、15年の歳月がかかりました

30歳で始めた私は45歳、子供達2人はもう成人していました。
エルガーの“威風堂々“の生演奏の中、入場した武道館での卒業式。
父母席には主人。あの感動を忘れません。

飯田橋外堀の法政大学
飯田橋外堀の法政大学


入学するのは簡単でも、卒業する人の率は数パーセントしかいない
ことなど知る由も無いまま、頑張り通した15年。
スクーリングの時、子供達を預かってくれた母、主人の父母、そして
主人の応援、たくさんのおかげ様での達成となりました(^ ^)‼︎

  • 軽快生活ライター
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Kakoちゃん

Kakoちゃん

一言ひとこと真剣に!

日常のなかから、生き生きライフを発信中。 料理大好き、ケーキ作り大好き、なにより本が好き! 蔵書1万札かな? 法政大学通信教育部を、主婦で15年で卒業。

  1. 《絵本から平和へのメッセージ》

  2. 《日の出を拝める幸せ》

  3. 《明るい気持ちで!》

  4. 《「1・26本気記念日」スタートしました‼︎》

  5. 《我が家の犬のココロのこと》

  6. 《娘の犬が天国へ》

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